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2006年 02月 22日
昨日予告しましたIIJ研のレポートについてです。
元ネタは、ここですが、元ネタの元ネタはここです。内部レポートっぽく、英語がいまいちですが、中身は面白いです。 ちょっと読み間違えてましたので修正を含めて再度。 国内のプロバイダの基幹ネットワークのトラフィックを調査した結果だそうです。 peer-to-peer型のアプリケーションがネットワークの負荷を急激に押し上げているのは知られていたことですが、ブロードバンド(アクセス系の)の普及率の高い日本では、その効果が顕著だそうです。 特徴は、 ■ほんの少数のユーザ(heavy-hitter)が基幹ネットワークの大半を占める。例えば、heavy hitterユーザの上位4%がトラフィックの3分の2ほどを占めるといった具合。 ■これらのアプリケーションはほぼpeer-to-peer型。データのやりとりもユーザと著名サイトではなく、ユーザー間のトラフィックで、流れは対称。 ■基幹ネットワークに流れ込むトラフィックのうち、アクセス系でファイバ経由で入る割合がDSL経由よりも圧倒的に多い。 などなどです。あと、専門的なところでは、これらの統計的性質がpower law (SFNなんかでよくでてきますね)に従うそうです。 ビジネス的には、このような不均衡な使われ方は設備投資上、大きな問題になりそう。 っていうか、なってますね。つまり、一生懸命キャリアが頑張っても、その投資の殆どはheavy hitterに向くことになりますから。。。
by opticssisters
| 2006-02-22 23:35
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